●和笛普及プロジェクト
委員長 笛吹きふえこからの挨拶
日本最古の笛は9世紀頃の遺跡から出土され、1000年以上の歴史を持つ伝統楽器です。
平城京の都で笛の音が鳴っていたことを想像しながら笛を聴くと、失われつつある悠久の調べを確かに感じることが出 来ます。
この度、篠笛や龍笛、能管などの笛を総称して「和笛」とし、普及したいという思いを持つ 人が集まって実行委員会が 発足しました。
私自身、篠笛の活動を続けて幾年月、流派ジャンルを問わず活動を続けてまいりました。 当初、演奏や教室運営を通し感じていたことは、生い立ちや経験、組織によって活動が制限されることもあり、一人の演奏者として育つ環境が必ずしも 満足でない現状を知りました。
そこで私は、プロアマ問わずそれぞれが思う限りの和笛の活動を支援していきたいという思いで設立いたしました。
さまざまなイベントや交流会を通じて、当会の活動にご理解をいただき、より一層和笛の魅力に触れ全国に普及するこ とを節に願っています。
実行委員会、会員の皆さんをはじめ、関係団体、企業の皆さんとも協力しながらこの会を盛り上げていきたいと思って います。